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ペダルの運動機能で核になる部分で、形状の違いにより踏み心地もかなり変わります。
チェーン、ベルトタイプ等 素材や形状は多くありますが、特にチェーンの場合は確実に消耗する部分ですので、マメなチェックが必要です。
ベアリング部分は他のパーツと比較してそれほど消耗は激しくは無い為、簡単なグリスアップなど充分ですが、全体の動きを支える非常に大切な部分です。 |
● ビーターアングル |
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ビーターアングルの曲がりをチェックします。 |
ビーターアングルのネジ溝を確認します。 |
ビーターアングルを前後左右に動かし、しっかりと固定されているか確認します。 |
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ボルトを締めても遊びがある場合や、ネジ溝に問題がある場合は交換
してください。 |
シャフトから取り外せますが、問題がない限り取り外さないほうが良いでしょう
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もし取り外す場合は、表と裏で微妙にセッティング角度が変わってしまうので、どの向きで取り付けていたかをわかるようにしておいてください。 |
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無段階式タイプの場合は
ビーターアングルの内側をしっかりとクリーニングしましょう。しっかりとロックできるようになります。 |
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カムとビーターホルダーがしっかりとシャフトに固定されているかチェックします。
遊びがある場合は固定しているネジがしっかりと締まっているか確認してください。 |
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ビーターをロックするためのボルトが磨耗していないか確認します。
もし斜めなどに磨耗している場合は、平ヤスリで先を平らにします。
消耗が激しい場合は交換した方が良いでしょう。 |
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使用中にビーターが抜けてしまうのは、ビーターをロックするボルトの磨耗が原因です。 |
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カムからチェーン(ベルト)を取り外し、固定していたボルトの状態とナットの確認します。 |
カムがギアタイプの場合はギアの磨耗をチェックします。
もしこの部分が左右どちらかに削れてしまっている場合はカムを交換してください。 |
ねじれていないか?
スムーズに動くか?
サビや破損部がないかチェックします。
何らかのトラブルがある場合は交換しましょう。 |
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この部分に何らかの問題があった場合は、セッティングの不備や奏法のあやまちが考えられます。 |
チェーンそのものを解体するタイプの取り外し方 |
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(1)チェーンをロックしているピンが飛ばないように片側を親指で押さえます。
(2)ラジオペンチでピンをつまみ、横に開きながら上に持ち上げて取り外します。 |
このパーツは小さく、外している時に飛ばして紛失したり、無理やり外してしまうとピンが折れてしまうので注意してください。 |
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元に戻す時はピンの変形を元に戻してから行います。
もし激しく変形してしまったり紛失しても、ピン自体は¥100程度で購入できるので外した時は交換するという気持ちでいてもいいかもしれません。 |
● ベアリング
ベアリングは、汚れが詰まって明らかに動きが悪いなど、目に見える症状がない限りはクリーニングはお奨めしません。
問題なさそうに回転しているようであれば、下記の行程は飛ばしてしまって問題ありません。 |
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ベアリング部にオイルクリーナーを注し、出てきた古いグリスを布でふき取ります。 |
新たにベアリングオイルを注入します。 |
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オイルクリーナーをビーターアングルに吹きかけ古くなったグリスを布で取り除きます。 |
汚れが酷い場合は、ピカールでクリーニングします。 |
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ギア部などの古くなったグリスにオイルクリーナーを吹きかけ布でふき取ります。汚れやサビが酷い場合はCRCやピーカールを使い汚れを落とします。
きれいになったら新たにCRC又はグリスを注入します。 |
チェーンはオイルクリーナーを吹きかけ、歯ブラシで間に入っている埃やゴミを取り、布でふき取ります。
きれいになったらチェーンルブ、又はCRCを注入します。 |
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チェーンに薬剤を注したあとは、よく馴染ませ、余分な油は拭き取ります。 |
薬剤をつけ過ぎないようにしてください。埃の溜まる原因となり逆効果になってしまいます。 |
各パーツのボルト類もしっかりとクリーニングし、グリスアップしてから元の状態に戻します。
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