こんにちは。とら植木です。
たまらん暑さですねぇ。。(汗)皆様、色々お気を付けください。。。
さて、今月私は、ブラジル、バイーアから来日していたギタリスト、アルマンジーニョ・マセードさん公演のパーカッションを担当させて頂く事になり、いつもの相棒、林先生と一緒に、代々木公園で催されたブラジル・ラテンフェスティバルと、都内ライブハウスでの2公演をやらせて頂きました。
アルマンジーニョさんは、バイーアのレジェンドギタリストで、「ギターバイアーナ」という、カバキーニョをベースに改造された5弦のミニギターを操る名手です。
御年73才だそうですが、超絶速弾きテクニックに加え、本当に綺麗な音色で、目の前のマーシャルのアンプから音が出ているのに、まるでCDのように綺麗に整った均一な音を出していて、本当にこんな領域まで技術を高められるんだなと感動しました♪
世界の色々なところに色々なミュージシャンがいて、皆それぞれの環境で切磋琢磨しているわけですが、人種は違えど「同じ言語で会話」できるという事はとてもハッピーな事だなと思いました^^
かみ合うとかかみ合わないというのは世界共通で、知識だけでなく感覚でそれを実感できたというのが何よりも貴重な経験でした。
長年ブラジルのリズムを研究してきて、恐らくブラジル人ミュージシャン達には特に意識することもなく共有できている部分に対して、こちらも反応できるよう磨いてきたので、そういう部分でも「今までコツコツやってきてよかった~^^;」と自信にもなりました^^
でも、初めましての前日リハで急にアレンジ変更があったり、なんだかんだとその時間内に予定の曲数がさらえなくて、半分ぐらいは当日ぶっつけになったり、
伝えられていた入り時間に行っただけで「日本人時間通りでスゴイね!」と感心されたり、、、
演奏とは別の部分で色々とブラジルのタイム感の洗礼を受けました^^;
ブラジルのリズムは、サンバ、ボサノバ以外にも沢山あって、大きなくくりではサンバという事でもイイと思いますが、今回アルマンジーニョさんの曲で多かったのがFrevo(フレーヴォ)というリズムです。
このフレーヴォ、他のブラジリアンリズムと違って、2.4拍目のアフタービートが中心というだけでなく、1.3拍目のオンビートもちゃんと響かせるような、ハイスピードで割とストレートなビート感が特徴なんです。
このフレーヴォのキモチ良いポイントというのが、私もあまり詰めていなくてちょっと良く分からない存在だったんですが、この2ヶ月位さんざん練習して、アルマンジーニョさんのバックで演奏して、気づきました。
深く考えない!裏を読もうとしない!出音は上向きに!コレです!(笑)
ブラジルのリズムはこうだからこうなのかな?とか、あまり先入観にとらわれずに、ストレートに楽しんで良い!という結論になりました^^
あくまでも中心は2.4拍目ではあるんですが、ストレートに1.3を響かせるというとてもシンプルなビートで、今までちょっと苦手だったんですが、今回でその魅力に気づくことが出来て好きになりました♪
そして、出音を上向きにというのは、一発入魂し過ぎて重たくならないようにという事です。
ゲストで演奏してくれたブロコ、Barravento(バーハヴェント)の皆さんとも交流が出来て良かったです♪
ネタが沢山で書ききれませんが、私自身にとってこの上ない経験になりました^^
アツいけどイベントも盛りだくさんなこの季節!
今週末は、ここ富士見ヶ丘の夏祭りがあり、また当店のサンバブロコチームKIZUMBINHA(キズンビーニャ)でも演奏があります♪
皆様も熱中症に気を付けながら夏のイベントを楽しんでいきましょう!
(by 店長 とら植木)
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