シズルと呼ばれる小さなパーツを取り付けることでシンバルの響きに変化を加えることができます。主にジャズなどのライドで使用されることが多いですが、ご使用のシンバルが気に入らない、またヒビなどで鳴りがいまいちというような場合に取り付けても良いかもしれませんね。新しい発見があって面白いかもしれませんよ。
STEP 1 取り付け位置・個数を決める
お好みによって取り付け位置が異なります。できるだけ長く響かせたい場合は均等に2〜8個ほど取り付けます。歯切れの良い響きが欲しい場合は1箇所に2〜3個ほど取り付ける方法もあります。最近では1箇所に集中して取り付ける方が流行っているようです。
取り付け位置の目安として、ライドはいつも叩く付近を避けるようにしましょう。角度を付けてスタンドに取り付けたとき、毎回手前側にくるような箇所を避けて取り付けます。均等に取り付ける場合、個数が多くなるときは手前側にも取り付ける事になります。
STEP 2 マーキング
お選び頂いたポイントにマジックでマーキングをする。距離はエッジから3.5cmを基本としています。ドリルがシンバル表面に触れたとき滑ってずれるのを防ぐ為、通称「ポンチ」と呼ばれる工具でマジック跡の上から再びマーキングをします。
STEP 3 穴あけ
ドリルを専用台にしっかりと固定し、シンバルをセットして手でしっかりと押さえます。ドリルを高速で回転させ、マーキングした部分に素早く丁寧に穴を開けます。
ドリルの刃は3.5〜4mm程度の径のものを使用します。
必ず刃が立っているドリルを使用してください。刃が丸まっているものを使用するとなかなか穴があけられず、シンバルを変形させてしまったり焼付けを
おこしてしまう場合があります。
STEP 4 バリ取り
穴にできたバリは、使用したドリルよりも2回り程大きなドリルで取り除き滑らかにします。
STEP 5 シズルの取り付け
空けた穴にシズルを通し、鉄の台の上にのせシンバルを傷つけないように細心の注意を払い工具で取り付けます。
STEP 6
最後にサウンドチェックを行ないます。