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02 クリーニング


OLDタイプまたは現行品のシンバルでも音が気に入っている場合は柔らかいウエスで乾拭きをして、汚れを拭きとりましょう。この場合音を保つことが前提なので基本的には乾拭きのみで充分です。

新品購入時はとっても気に入っていたのに使用経過とともに音も外観も雲ってきてなんだか気に入らなくなってきたというような場合はシンバルクリーナーを使用して全体を クリーニングすることで汚れの中に埋もれていたシンバルの輝き、高域の音が甦る場合があります。

 

STEP 1  乾拭き

乾拭きのための柔らかいウエスを用意し、軍手を着用します。

当たり前の事ですが、少なくともシンバルをホールドする手には必ず軍手を着用しましょう。作業している間に手垢や指紋をベタベタとつけていたら・・・・ ね。

汚れを順に拭きとっていきます。シンバルの溝(円)に沿って丁寧に拭いていきます。指紋等の油汚れや打痕 をしっかり落としてあげましょう。表面が終わったら裏面も同じように拭きあげてください。



 

OLDタイプまたは現行品のシンバルでも音が気に入っている場合は音を保つことが前提なので基本的には この作業のみで充分です。

 

STEP 2   ガムテープ等の跡を落とす
ガムテープ等のこびり付いたテープ汚れはシール剥がしを使用します。

シール剥がしを布に染み込ませてから剥がしたい箇所にしばらく 当てておきます。
軽い跡の場合は布で拭き取ります。硬くなってしまっていたり頑固な跡の場合は、プラスティック又はゴム製のヘラのような物を使って 丁寧に削り取っていきます。シンバルに傷をつけないように慎重に作業してください
 
絶対に直接薬品をかけたりしないで下さい。
必ず布にしみこませてから作業してください。

 

STEP 3   手垢・緑青のクリーニング
布、シンバルクリーナーを用意します。お持ちのシンバルの仕上げ・状態に見合ったクリーナーをキチンと選びましょう。

シンバルクリーナー

クリーナーはシンバルの仕上げによって選択しましょう。
またどの程度クリーニングを必要とするかによっての選択も重要となりますので、状況に合わせてお選び下さい。

ノーマル仕上げ専用
※研磨剤入り
ZILDJIAN / シンバルクリーニングクリーム
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ブリリアント仕上げ専用
※研磨剤なし
ZILDJIAN / リキッドシンバルクリーナー
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全てのシンバルに対応
※研磨剤なし
SABIAN / シンバルクリーンスプレイ SCS-25
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今回はご紹介いたしませんでしたが、軽い汚れにはマジックリン等の洗剤も使用できます。その場合には 注意書きをよく読んで使用可能かどうかを確認の上、必ず水で薄めてから使用してください。中には金属類には使用できない物 やそのままだと濃すぎる場合も多数ありますので必ずご確認ください。

 

クリーナーを布の方へ垂らしてからシンバルを磨いていきます。

カップからエッジ方向へ(逆でも可です。)シンバルの溝(円)に沿って円を描くように拭いていき、拭きムラがないように丁寧に磨いていきます。
表面が終わりましたら裏面も同じように磨いてください。

一度に綺麗にしようとはせず、最初はクリーナーの量を極少量にし根気良く全体的に磨いていきましょう。

直接シンバルに大量のクリーナーをつけて磨くと予想以上の音の変化や拭きムラになります。

クリーナーで磨くと印刷系のロゴ等が消えてしまいますので、誤って消してしまわないように丁寧に作業してください。
研磨材入りのシンバルクリーナーを使用すると音が変化してしまったり使用部位のみ汚れが落ちすぎることがありますので注意してください。

 

STEP 5   仕上げ

仕上げに用意しておいた乾拭き用の柔らかいウエスで、シンバル全体をもう一度乾拭きしてクリーナー等の拭き残しがないようにしてください。