■次に全体を確認します
一見目に見えない割れやヒビがあるかもしれません。ぬかりなくチェックしましょう。
音が気にいっていても小さなヒビが入っている場合もありますのでしっかりとチェックしましょう。
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打痕・指紋・手垢
新品やブリリアントフィニッシュの場合、特に気になるのがこの汚れ。基本的にはウェスでの乾拭きで取り除くことができます。
このまま汚れを放置しておくと酸化して緑青になります。 |
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緑青
シンバルに付着している青色のサビは緑青(ろくしょう)といいます。指紋・手垢等の油汚れが空気と触れて酸化して発生するようです。素手でよく触る部分に多く出来ているはずです。
取り除く場合は専用のクリーナーを使用します。
緑青は過去には有毒とされていたものですが、関係各機関等の調査の結果現在はほぼ無害とされているようです |
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テープ跡
貼ってからまもないものはシールはがし(少量)で綺麗に取り除けますが、歳月が経過した硬くなってこびり付いたガムテープ等の跡などはシールはがしを使用した後残った部分を傷がつかないように慎重に丁寧に削りとります。 |
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STEP 2 サウンドのチェック
現状を目で確認した後、チェックしたメンテナンス対象がそれぞれサウンドにどのような影響を与えているのかを叩いてチェックし、クリーニングやメンテナンスが本当に必要なのか、必要ならどのような作業が適切なのかを判断します。
一ヶ所ではなく様々な場所を叩きチェックすることで、割れや歪み等のサウンドに与える影響をより細かく把握することができます。