5回に渡っての連続特集としてお送りしてきました「価格帯別おすすめスネア特集」も、おかげさまで大好評のうちに、いよいよ今回が最終回になりました。
私たちにとっては非常に有難いことに、この連続特集はとてもたくさんの皆様にお役に立てていただけているようで、おかげさまで既にここまでの間に多くのお客様からのご注文をいただいております。本当にありがとうございます!!
今回の予算の10万円以上の場合は、実質的には予算限度を設けないでの選択ということになります。
それだけに、本当に自分の求める良いものを、決して後悔のないようにじっくりと選びたいものです。
このくらいの価格帯になると、さすがに各モデルともどうしても目移りがしてしまうほどに素晴らしいサウンドのモデルばかりといえるでしょう。どのモデルも、「これこそ愛器に!」思えるような名器揃いです。
このクラスの最高級モデルの購入の際に、長年のプロショップスタッフとしての経験上の重要な留意点として思うことがあります。
それは、思い切って大枚をはたいて買ったからといって、決してすぐ誰にでもその楽器の最高のサウンドが鳴らせるわけではないということです。
名器と呼べるだけの素晴らしい楽器をしっかりと素晴らしいサウンドで鳴らすためには、実は言うまでもないことですが、それなりの「ドラマーとしての実力」が必要です。
楽器自体の持つ素晴らしい個性とそれをプレイするドラマーの素晴らしい実力が一致したときに初めて、文字通りの名器としてのサウンドになるのです。
高額のモデルになるほどに、決して後悔しない楽器の選択の最大のポイントがここにあるといっても過言ではないでしょう。