他の木胴では到底味わえないような存在感溢れる音色と、国産はもとより他の海外メーカーでも決して望めないような、圧倒的なダイナミックスレンジの広さで根強い人気のSONOR。
皆様ご存知の通り、「SONOR=超高級ブランド」というイメージがありますが、数あるドラムメーカーの中でも最古の歴史を持つドイツのメーカーですが、80年代から90年代にかけて日本のプロドラマー(特にスタジオミュージシャン)に絶大な人気がありました。その後は、オールド・ヴィンテージなどのブームやDW・GRETSCHのなどの復活台頭もあって、当時ほどでは無いとはいえ、高額機種ではいまだにベストセラーを誇る人気メーカーです。
特にこのフォニックシリーズは、同社の現行モデルではもっとも古くから発売されているシリーズで、日本では特に人気があります。
他メーカーの一般的な木胴では得られないほどの、硬質でハッキリとした音の輪郭とその音量が際立っています。叩いた瞬間に感じる迫力ある音量感が他のメーカーとは明らかに違います。
さらにSONORならではのもうひとつの際立った特徴として見逃せないのは、これだけの音圧感を保ちながらも、非常に繊細なタッチにも驚くほどシャープに反応するレスポンスの優秀さでしょう。
微妙ななタッチにも素早く反応して、圧倒的なパワーとダイナミックスの豊かさを兼ね備えた、他メーカーには無いSONOR独自のサウンドです。
また、GRETSCHや国産メーカーなどよりも肉厚のダイカストフープの装着により、さらにに芯の強い強力なインパクトを引き出し、あらゆる音楽ジャンルでそのサウンドが埋もれるようなことがありません。
特にこのモデルD-516はSONORブランドの数あるモデルを代表するともいえる「看板モデル」であり、クラシックからジャズ系をはじめとする繊細さを重視する音楽スタイルから、ポップス・ロック系のパワー重視のジャンルまで、非常に広範囲に文字通りオールラウンドのジャンルで活躍しています。
使い込むほどにその魅力を増し、決して手放せなくなる「愛器」になるでしょう。