特にメイプルスネアでは人気のあるDWから、非常に個性的な作りのスネアが発売されています。
メイプルの特性とブラスの特性とを組み合わせ、それぞれのマテリアルの特徴的な良さを拡大し、物足りない部分を補うことを目的として設計され、上下のエッジ部分のソリッドブラスシェルに、8PLYのメイプルシェルが挟まれた一見変わった外見ですが、木胴と金属シェルを組み合わせた大変ユニークな作りのスネアがこのEDGEスネア。
ソリッドブラスシェル部分は、ブラスを削り出して作っているため通常のブラスシェルに比べてシェル自体が非常に厚く作られています。
このスネアドラムを手に持ってみるとわかりますが、楽器自体が非常にへヴィーウエイトです。その重さが音に反映されていて。音質も非常に芯があり重量感のあるサウンドになっています。
当然ながらかなりの音量もあり、反応も良く、繊細なプレイからパワープレイまで対応できるでしょう。
肉厚のブラスが生みだす質量感のある太い音は、ロック系から最近のミクスチャー系などのハードな音楽スタイルでも決して負けることはありません。
また中央の8プライのメイプルシェルをサンドイッチすることで、ブラスだけの場合よりも柔らかさを増して、適度なファットな響きが加わっています。
メイプルの厚いシェルだけでは出すことが出来ないような芯の太さをソリッドブラスが補い、ブラスだけではややウエットな響きになる部分を、中央のメイプルによってドライな高域が加わります。
ソリッドブラスシェル特有の「重量感のある中低域」とメイプルシェル特有の「明るく深みのあるサスティーン」がバランス良くブレンドされており、オープンリムショットの時は「ソリッドブラス」、リムをかけずにショットした時は「メイプル」と、絶妙な二種類の音が意外なほどバランス良く楽しめます。
これは両者の良い部分を充分に活かしながらも、更においしい部分を強調させた、まさに画期的なスネアだと言えるでしょう。
木胴の良さを出したいが、芯の強さが物足りない方や、ブラスの重量感に幅広いレンジが欲しい方などには、ピッタリのスネアです。特に最近人気のオレンジカウンティーのようなヘビープライのスネアタイプに負けない音圧があります!是非ともお聴き比べ下さい。