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サウンド

材質

ヘッド

フープ

エッジ

ボルト
&台座

こだわり

総評
■総評
今回は、コンガのようにギャラクシーシリーズのみインチアップされているとか、パーツが違うという特別な配慮があるわけではないので、選ぶポイントは異なる材質によるサウンドの違いだけです。
スッキリしたサウンドで中低音がしっかりまとまったギャラクシーシリーズ。ソリッドでブライトなサウンドのジェネレーション2シリーズ。いずれのシリーズも、もちろんオールラウンドに使用可能ですが、サウンドはハッキリ違うので、音楽スタイルやお好みのサウンドにより選択すると良いでしょう。

 

LP GALAXY GIOVANNI BONGO LP 793X
総評
LPボンゴの頂点を極めるジョバンニシリーズではあるんですが、コンガのようなボルトやフープなどの特別なこだわりがなく、材質の違い以外はほとんどないんですね。にもかかわらず、値段が2割も高いところが少しひっかかるところではあります。
サウンドについては、本皮を使用した状態では高音の成分が少なく中低音の倍音が豊かなため、まとまりのあるダークな響きを持ったボンゴなので、ラテンジャズやブラックミュージック等に最適でしょう。また、プラスティックヘッドとの相性も抜群に良いので、サルサやロック系のハイピッチの派手なサウンドを出したい場合は、プラスティックヘッドを張ることによりドライなハイトーンを出すことが可能です。
キューバ音楽オンリーという方には、いまいちのボンゴですが、ラテンジャズファンや渋め好みの方には、もちろんコンガとセットでおすすめのボンゴです。

気になる点
・カーブリム

変形に対する耐久性は抜群なんですが、構造上トラディショナルリムに比べ外周が若干大きくなることと、足にはさんだ場合リムが直接足にあたるためはさみ方によっては非常に痛いのが難点です。


・価格
ジョバンニシリーズのコンガは、ヘッドサイズやボルトさらにはラグに至るまで特別に作られていたのに、ボンゴはシェルの違いだけなのにコンガ以上に高い2割り増しという価格設定はどうかと思います。
 

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LP GENERATION 2 BONGO LP201AX-2 or LP201A-2
総評
言わずと知れた人気 No.1のジェネレーション2シリーズ!最近の傾向ではカーブリムに人気がありトラディショナルリムがなくなりつつある現在、カーブリムとトラディショナルリムの選択が可能なのはこのシリーズだけとなりました。カーブリムは変形に対して強度があるので、張りっぱなしにしている人やかなりハイピッチで使用する人には持って来いです。一方、トラディショナルリムは足にはさんで演奏する場合は断然楽なんです。小柄な人や脚力に自信の無い人にはトラディショナルリムをおすすめします。
サウンドについては、ボンゴの良さが前面に出たソリッドでシャープなサウンドで、音量があり、音の立ち上がりも抜群で申し分ありません。ただ、ソリッドでシャープな分、深みのある音色とは言い難いところもありますが、全体のサウンドのバランスが非常に良くとれたボンゴです。まさにボンゴの中のボンゴと言っても過言ではないでしょう。
オールラウンドに使えるボンゴですが、特にラテンやキューバ音楽には抜群の良さがあります。

気になる点
・カーブリム
変形に対する耐久性は抜群なんですが、構造上トラディショナルリムに比べ外周が若干大きくなることと、足にはさんだ場合リムが直接足にあたるため、はさみ方によっては非常に痛いのが難点です。

・トラディショナルリム
なんといっても変形が一番の問題です。リム自体の厚みがあるのでヘッドを引っ張る縦の力とねじれには強いんですが、横に対して非常に弱く楕円になりやすいのが欠点です。また、ボルトを引っ掛ける部分も内側に変形してヘッド交換に苦労することも多々あります。対処法としては、使用後はヘッドを緩めるようにするとトラブルが少なくなります。変形してヘッドが外れない場合は、ペンチなどで根元から元の形に戻すと外れます。

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