このカリキュラムは、ある特定の特殊で高度な技術や独特な才能などを養成することを主眼としていません。
MUSIFUL CLASS は「誰でもがもっと楽しくドラムを演奏出来るようになるための基礎力の習得」を目的としています。
誰もが驚くような「悶絶のテクニシャン!」を目指す場合でも、テクニックなんか要らない「シンプルイズベスト!」を目指す場合でも、またさらには「いやまぁ、適当にそこそこ楽しめればいいんだけど・・」というような人の場合でも、「これを押さえていないと絶対に損!」あるいは「ここさえ解ればあとは自力でも大丈夫!」というような事柄を明確にするためのカリキュラムなのです。
元来「基礎」とは誰にでも理解と習得が可能なやさしくシンプルなものです。
ところが現実にはこの「基礎エリアの学習」のための教育機関は残念ながら皆無のように思えるのが実情です。
現状ではきわめて貧しいといわざるを得ない私たちの音楽学習環境においては、否応なしに無駄な遠回りを強いることになる奏法に対する「中途半端な理解」と「誤った練習方法」を避けることが難しく、また、この国特有の民族的土壌に基づく「リズムに対する曖昧な概念」によってほとんどの場合に誰もが不可避的に陥ることになる「リズムのとらえ方の誤解」を防ぐことがきわめて困難であるといわざるを得ません。
これらを正すための明確な回答を示すことによって、これまでの「曖昧さや難解さ」を全て解消して、自分の課題を的確に自覚し、明確な目的意識に基づいた学習と訓練に日常的に取り組む事を可能にするのが、「MUSIFUL
METHOD」なのです。
「なんだ!そうだったのか!!」という境地を手に入れればもう大丈夫です!
さまざまな課題がどんどん楽しくなります!
「音楽を演奏する」ことは本来、誰にでも簡単に楽しめることなのです。
ごく一部の特殊な才能に恵まれた人や、全てを犠牲にして最大のガッツを持ってそれに打ち込んだ人だけに許される特権なのではありません。
「誰にでも楽しめること」が実際にはそうではないように見えてしまう本質的な要因は、ただ単に「曖昧な理解」がもたらす「誤解」に過ぎません。
あとはすべて、あなたの「楽しみながらの努力」によってのみ磨かれる「あなただけの才能」にかかっているわけです。