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サウンド

材質

ヘッド

フープ

エッジ

ラグ&ボルト

こだわり

総評
■サウンド
純正の本皮ヘッドを使用したノーマルタイプのサウンドと、音色の違いをより分かりやすくするために均一なプラスティックヘッドのREMO NUSKYM CONGA HEAD を使用したサウンドを用意しました。

■プラスティックヘッド
プラスティックヘッドはかなり浸透してきましたが、現在のところはまだ本皮ヘッドが主流です。以前のプラスティックヘッドは、低い倍音が出なく高倍音が強調された軽くてまとまりのないものでしたが、最近では、倍音を適度にカットしたセンタードットの付いたものや、ヘッドを複数重ねたかなり厚いものも発売されています。ドラム同様にプラスティックヘッドがあたりまえという時代が来るのもそう遠くはないでしょう。

■プラスティックヘッドと本皮ヘッドの違い
本皮の良さは天然素材独特の肌触りと暖かみのあるディープなサウンドにあります。しかし、温度や湿度の影響を受けやすいため、コンディションの管理が難しいのが欠点です。一方、プラスティックヘッドはドラムヘッドと同様に、温度や湿度の影響は受け難く、張りっぱなしでも問題ないので、一度チューニングをしておけば演奏前に微調整をするだけで済むので非常に便利です。音色に関しては、今後さらに改良がされることに期待します。

 

LP / MATADOR

淡白⇔深い
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シャープ⇔ファット
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ハード⇔ソフト
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大⇔小
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速い⇔遅い
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仕様 サウンド パターン
ノーマル  
REMO NUSKYM  NUC-1175仕様
LPクラシックモデルに比べ少しボリューム感に欠ける気もするんですが、充分な音量は出ます。また、チューニングレンジは広くLPクラシックモデル同様に、ローピッチからハイピッチまでバランスよく鳴ってくれますし、音色も基本的にはLPクラシックモデルに近い暖かみのあるディープな響きの少し暗めのサウンドです。ファイバーコーティングがないため、さらにもう少し落ち着いたというか、馴染む感じを受けます。マタドールの方が好みという方もいるぐらい、充分LPクラシックモデルに優るとも劣らないサウンドをしていると思います。

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PEARL / ELITE WOOD

淡白⇔深い
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シャープ⇔ファット
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ハード⇔ソフト
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大⇔小
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速い⇔遅い
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仕様 サウンド パターン
ノーマル  
REMO NUSKYM  NUC-1106仕様
プラスティックヘッドによるサウンドチェックからわかるように、基本的にサウンドは胴のストレートに近い形状の影響から、LPマタドールに比べてローは少なめではありますが、高音が強調された明るいサウンドで、輪郭がはっきりとした反応の良さがありますが、オリジナルの状態では良質とは言い難いヘッドとの組み合わせにより、良さである明るさは失われ、輪郭もぼやけて音量もかなりダウンしています。正直言ってあまり魅力を感じるサウンドでは残念ながらありません。

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TOCA / CUSTOM DELUXE SERIES

淡白⇔深い
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シャープ⇔ファット
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ハード⇔ソフト
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大⇔小
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速い⇔遅い
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仕様 サウンド パターン
ノーマル  
REMO NUSKYM  NUC-1106仕様
LPプロモデルを含めた今回の特集の中でも、最も芯のあるサウンドをしていたのがこのトカカスタムです。他のシリーズはヘッドがなっているだけと思うぐらい、トカカスタムには胴鳴りを感じました。LPのような硬くソリッドなサウンドではないのでハイが弱く音量感に欠けるように感じそうですが、バンドの中では全くそんなことはなく音量も充分に出ています。音色は、暖かみのあるディープな響きでありながらも明るくまとまりのあるサウンドです。

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MEINL / MARATHON CLASSIC

淡白⇔深い
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シャープ⇔ファット
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ハード⇔ソフト
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大⇔小
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速い⇔遅い
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仕様 サウンド パターン
ノーマル  
REMO NUSKYM  NUC-1106仕様
サウンドは今回の特集の中では、最も柔らかいサウンドです。音色も明るいので、比較的ハッキリはしていますが、音圧はなく薄っぺらく感じます。そのため、音量感もあまりありません。しかし、このクラスとしては本体価格以上の充分ライブでも使用できるサウンドを持っていると思います。ただ、もっと音量感が欲しい人は、プラスティックヘッドに替えてみると良いと思いますよ。

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