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知識編

スティック各部の名称と役割


 05   材質

音色に大きく関係する部分
同じ木でも育った環境によりかなりの違いがある。一般的なものは、メイプル・ヒッコリー・オーク。

ヒッコリー・・
パワー感や粒立ちを得やすく適度な鳴りを兼ね備えた万能型と言える。重量は軽い物から重い物まで幅が広く、音の立ち上がりが早いのも特徴。 ある程度柔軟性もあるので、スティックとしての耐久性は他の2種よりも高いと言えるが、湿気の影響を受けやすく、曲がりなどの変形が起こりやすい材質でもある。
■メイプル・・
他の2種と比べて硬めで、軽さと木の鳴りの豊かさが特徴。様々な楽器の材としても広く用いられている。木の質にもよるが、他の2種と比べて湿気の影響を受けにくく曲がりが発生しにくい。表現力は高いが、重量が無い分パワー感や粒立ちを得にくく、音像が曖昧になりやすいとも言える。
■オーク・・
重量が重めでパワー感や粒立ちを得やすい。メイプルと同様、楽器の材として用いられることもある。木の鳴りは少なく他の2種と比べると音の立ち上がりは鈍いが、重量感と落ち着いた音色でハッキリしたサウンドが特徴。他の2種と比べて安価な材質である。

■その他・・
その他の材質としては、耐久性の高いカーボン素材や金属などが用いられているものもある。

 

サウンドファイル

材質の違い

PLAY ROCK スタイル

PLAY JAZZ スタイル

※ヒッコリー→メイプル→オーク→金属

サウンドファイルでは、以下のモデルを使用しています。各材質ごとに左右とも持ち替えています。ヒッコリーを基準に、シンバルだけでなくスネアのピッチ感の変化にも注意して聴き比べてみてください。

【ヒッコリー】 VIC-FIRTH / 5A
アタックの粒立ちとサスティーンの割合がほぼ均等で、この2つの分離も良く、高域と低域の割合もほぼ均等に響きます。

【メイプル】 VIC-FIRTH / AH5A
明るくクリアな音色です。ヒッコリーと比べて、全体的に高域の響きが多くなり、低音のサスティーンが控えめで、硬めの粒立ちが強調されます。

【オーク】 PERCUSSION PRODUCTS /  5A
ダークな音色で、粒立ちの明快さよりもサスティーンの比重が大きくなります。

【金属】 AHEAD
パワフルですが、粒立ちが不明快になります。特にシンバルサウンドが顕著です。スティックの鳴りが無いために、リズムの点が不明確で、同じシンバルとは思えないほど印象が変わります。

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