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太さ
★操作性と音量に影響する部分
個人の握り心地によって、主に操作性と、グリップの安定感を左右する部分であると共に音色に影響をもたらす部分でもあるが、音色の面では、スティックの「重さ」と非常に深く関わっていると言える。
太めのものは、グリップ・ホールドの安定感を得やすく音量・音質を一定に保ち易い。細めのものは、ストロークの微妙な振り幅の変化や、スティックをホールドする力の微妙な変化に対する反応が向上する為、サウンドに変化をつけやすく、安定したサウンドよりも、多彩な表現が得やすい。
細め |
操作性が増し、
ホールドの状況(強く握りこんでいる場合や軽く触れている程度など)などで木の鳴り方も大きく影響を受ける為、サウンドに変化をつけやすく、安定したサウンドよりも多彩な表現が得やすい。又、タッチによるがサウンド面では、太めのものと比較して、音色のまとまりを得やすくなる。 |
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⇔ |
太め |
手とスティックが触れる部分が多くなり、ホールドの安定感とストロークの安定感が増す為、音量・音質を一定に保ち易い。サウンド面では、細めのものと比較して、打面との接地面積が増えることから、音色の太さや低音を得やすくなると言える。 |
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サウンドファイル |
太さの違い |
音量感とパワー感の違いが顕著になり、低域の響きの印象が変わります。
サウンドファイルでは、パターンの切れ目で左右ともスティックを持ち替えて、可能な限り同じタッチとストロークでプレイしています。両パターンとも2B・7Aの違いから比べると聴き取りやすいと思います。
【シンバルサウンドの変化】
JAZZパターンでは、広がりのある音色がだんだんとタイトになっていく様子が聴き取れると思います。太めの5B・2Bは、アタックの力強さとサスティーンの迫力・全体の音量感が目立ちます。2Bの方がより顕著に聴き取れると思います。
細めの場合は7Aがより顕著になりますが、5A・7Aはサスティーンが抑えられ、高域の粒立ちが目立った音色で、音の輪郭がハッキリしています。
【スネアサウンドの変化】
ROCKパターンでは、軽い音色から重量感のある太い音色になっていく様子が良く表れています。接地面積が変化する事でパワーの伝わり方が変わり、音圧も変化するため、太くなるほど重量感と音の太さが目立ちます。 |
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