■ 歴史
ヴィック・ファース社の創始者であるヴィック・ファース氏は、ボストン交響楽団のティンパニー奏者として活躍をされていました。1960年代には日本にも演奏に来られていたそうです。
当時、ヴィック・ファース社の前身となる工場ではフローリングやメンズコロンの木製キャップなどを作っていました。今から43年前にその木材加工工場へヴィック・ファース氏がマレットの製作を依頼するために訪れたのがヴィック・ファース社創立のきっかけでした。当初は自分用としてスティックを作っていましたが、音楽学校の生徒に人気となり、ショップからのオーダーが来る程になりました。以来、ビジネスが広がり下請契約でスティックを作っていましたが、1963年にヴィック・ファース社の創立となり現在に至ります。
自分の気に入ったスティックが無かったから、自分で作るというポジティブな発想が現在にも受け継がれています。