LUDWIG / P4078A SNARE CORD 10 YARD ROLL

スナッピーを装着する時は、スナッピーコード(紐)かテープを使用するのが一般的ですが、この2種類の固定方法は実はそれぞれ多少なりともサウンドに影響するので、こだわりドラマーの“ネタ”としては見過ごせない部分でもあるんです。

コードの魅力は、ずばり!サウンドの弾力性です。スナッピーの収まりが自然で不必要な圧力がかからない為に、テープで固定する場合よりも伸びのあるナチュラルなスネアサウンドが得やすくなります。
しかし、テープと比べて心配なのが耐久性で、“演奏中に突然コードが切れた!!”という経験のある方も多いと思います。

LUDWIG/P4078A SNARE CORDは、約9m(24本分)のロールなので一袋持っておけば突然のトラブルにも安心な上、長さも自由に調節できる便利な一品なんですよ。

今回は、スナッピーコードにまつわる知っておくと便利な豆知識と併せてご紹介いたします。


豆知識その1

■ 結び方

スナッピーコードの結び目が、いつの間にか解けてしまう事があると思いますが、実は解けにくい紐の結び方があるんです。
写真とサンプル動画の手順を参考にしてみてください。


正しいコードの結び方 のビデオはこちら

豆知識その2

 ささくれには?


Before


After

スナッピーコードを通す時に、紐の先端がささくれてスイッチの穴にうまく通りにくい場合があると思いますが、そんなときは、ライターなどでささくれの先端を軽くあぶってからペンチなどで形を整えてあげると通しやすくなりますよ。

※注意点
スナッピーコードは非常に燃えやすい素材ですので、火の扱いとやけどには十分にご注意ください。ほんの一瞬あぶるだけで十分です。また、溶けたナイロン素材の“だま”が大きくなりすぎると逆に穴に入らなくなってしまうので、こちらもご注意ください。

豆知識その3

 紐を切れにくくする方法

代えのコードを持っているから安心と言っても、可能な限り演奏中に切れてしまうような事は避けたいものです。こんなトラブルを避けるために一番確実なのは、日頃から紐の状態を確認し、ダメになりそうな時は早めに交換する事ですが、他には、棒ヤスリなどを使って、事前にスナッピー側の紐を通す穴のバリを取って滑らかにしておくだけでも切れにくくなりますよ。

豆知識その4

 切れないコードもありますが・・

スナッピーコードには、鉄製のワイヤーにコーティングを施した非常に耐久力のあるタイプも発売されています。しかし、切れないからと言って安心していると、いつの間にか表面のコーティングが剥げて、内部のワイヤーがむき出しになってしまうので要注意です。この状態で使用し続けると、ワイヤーとシェルの摩擦で、今度はシェルも削ってしまう事になります。木胴シェルのスネアをお使いの場合には特に注意が必要です。

さらに豆知識

 交換の際はご注意を!


左右のネジを交互に均等に回す


角頭ボルトは力加減に注意

スナッピーコードやテープを留めるためのネジは、案外デリケートなものです。大抵は2点留めになっていると思いますが、交換の際はこのネジを左右交互に均等に回していくのがポイントです。片方ずつ締めてしまうとネジ山や溝がつぶれやすくなります。
また、この留めネジがチューニングキーで回せる角頭ボルトになっている場合は、力任せに強く締めすぎないようにするのもポイントです。ご注意下さい。