チューニングキーを使わずピッチを変える!? VOL 262

レコーディングでは、楽器はもちろんヘッドやスナッピーを曲によって変えたりすることで、より表現力豊かなスネアサウンドでの演奏が可能になります。しかし、ライブなどの際にはヘッドテンションを変えることすら困難な場合もありますし、複数のスネアセッティングも誰もができることではありません。
そこで今回はスネア一台で、その上簡単にサウンドに変化をつける方法を紹介します。

まずハイトーンを強調したい場合はスナッピーを通常よりもややタイトに張り、ノーミュートかムーンジェルのように脱着が容易なもので僅かにミュートします。打点を真ん中よりもエッジ側にするのもアリです。
逆に、ローを強調にしたい場合はスナッピーを通常よりもややルーズに張り、高音成分をカットするリングミュートを用います。リングの幅が広くなるほどローが出やすくなりますよ。
打点はど真ん中がベストです。

強く張るのに比例して高音成分が増すというスナッピーの性質やミュートの特性を活かすと共に、ヒットポイントをずらすだけでもチューニングキーを使わずしてより簡単にスネアのサウンドチェンジを行えます。是非一度お試しください。
 


京都店スタッフ  桐谷