本当に素晴らしい楽器は、叩かれれば叩かれるほど鳴りが良くなるのはもちろん、例えば耳障りな残響であったり、余分な倍音がどんどんまとまってサウンド全体がまさに「熟成」されていくものなんです。
木胴シェルも、メタルシェルも、シンバル類も、それがどんなに名器と言われる貴重なものでも、ただ置いておくだけでは「鳴り方」を忘れてしまうんですよ。
熟成のコツは、楽器に負担がかからない程度のフルショットからピアニシモの繊細なタッチまで出来るだけ幅広いダイナミクスで叩き込むことです。ドラマーのタッチが良ければサウンドの変化が現われるのも早いのですが、2・3ヶ月しても全く印象が変わらないようなら、、、、、、タッチを見直すべきです。
新品ならなおさら、OLD器材でもしばらく叩かれていないような状況なら、しっかり叩き込んであげてくださいね!