パーカッションのチューニング   VOL 232


コンガやボンゴに代表される本皮を使用するパーカッションは、湿度や温度変化の影響を受け易いため、プラスティックヘッドを使用するドラムに比べチューニングをする機会が多くなります。さらに、本皮ヘッドは厚いためテンションも非常に強い状態となり、ボルトには絶えず強い負荷が掛かっています。

自分では各ボルトを均等に締めているつもりでも、さびや磨耗により固くなっているボルトは他のボルトより締まっていないことがあり、気が付けばフープが傾いているということもよくあります。

少しでも固いなと思ったときは、すぐにグリスアップをしましょう。そのままにしているとヘッドだけでなく、リムやシェルまで変形してしまうこともあります。一度変形してしまうと元に戻すことは難しくなりますが、ヘッドが少し傾いている状態ならグリスアップをして締め直せば、正常な状態に戻すことが可能です。今すぐチェック!


京都店店長 ムラータ