ラグの形状 VOL 196

 

ドラムの構造は何十年と基本的には変わることなく、皆さんご存知のようにシェル、ラグ、フープ、ヘッド、ボルトを基本としています。この中で、時代の流行によって形が大きく変化しているパーツがあります。それはラグです。

70年代のドラムはトップとボトムが別々のセパレートラグが主流でした。
80年代に入りハイテンションラグが大流行しました。元々ハイテンションラグは、ドラムセットでは考えられないほどハイピッチにチューニングをするマーチングドラムのために開発されました。ひとつのラグを上下から引っ張るためシェルの負担が軽減されるんですね。

最近ではハイテンションラグの効果を持ちながら、設置面積が少ないためオープンな鳴りを持ったヴィンテージでお馴染みのチューブラグに注目が集まっているようです。
流行のサウンドとルックスがマッチしているところがおもしろいですよね!


by 京都店店長 ムラータ