ハイハットスタンドのボトムシンバルを乗せるカップ部分にネジが付いているのをご存知ですか?また存在は知っていても、その使い道をご存知で無い方は多いかも知れませんね。
これはネジを締めることでボトムシンバルに角度を付けて、ハイハットが閉まるときに起こる空気の流れを変えて、切れの良い状態を作る効果があります。
例えばボトムシンバルがフラットな状態の時、踏んでもうまく音が出ないことがありますよね?ザクとかジという音でなくパフ?みたいな音になる事がありませんか?
これはシンバルが組み合わさる時にハイハット内の空気の流れが悪く、シンバル同士がうまく当らなかったりする事が原因なのです。
ボトムに角度を付けるとこの空気の流れの方向が定まり、踏んだときの音や切れの良さに効果があります。試しにハイハットがかぶさる近くに手を置いて空気の出方を比べると判ります。