気になるサウンド

すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、最近ショップでの仕事とは別に、いろいろなアーティストの方のレコーディングにチューナーとして参加しています。音作りの研究のために最近、今まであまり聞かなかった邦楽系を中心に、色々なジャンルの音楽を聞いています。その中で印象に残っているのはCHARAの新しいアルバムとGO!GO!7188のシングルです。

CHARAのアルバムはドラムがアコースティックなサウンドにこだわっており他の楽器とのバランスもかなり考えてあります。特にスネアが印象的で切れの良いアタックを強調したタイトな音や、ルーズでも跳ねる感じを強調したローピッチな音(このタイプの音は大好きな音ですね。)など、曲ごとにスナッピーの鳴り方を変えてかなり雰囲気をかえてあります。ハイハットの音も薄めの枯れたリンゴスター風の音だったり、硬めの打ち込み風の音を混ぜるなど、とにかくドラムのサウンドは絶品です。70年代風のロックサウンドの音作りには大変参考になるでしょう。

GO!GO!7188はシングルの2曲目のスネアの音がかなり個性的です。やや深胴のスネアかもしれませんが、アタックが強く、高域のサスティーンが、かなり長く曲が終わっても残っているほどです。パンクっぽい感じにはピッタリな音作りです。

皆さんからの情報もお待ちしております。フォーラムに書き込んで下さいね。

by 渋谷店店長 蔡 健治