テンチョー蔡のワンポイントアドバイス
より音量や幅広い音域で鳴らすためにヘッドをレモに交換がおすすめです。これは今回ご紹介のLUDWIGのスネア全般に言えることですが、購入時標準装備のLUDWIGのヘッドは高域が目立ち明るくまとまりのあるサウンドが特徴で、決して問題があるわけではありませんが若干ボリュームと低域成分の不足感が否めません。レモヘッドに交換してみることでこれらの弱点が解消され、サウンド全体の深みも増してさらに幅広い音作りが可能となります。まずはオールラウンドなコーテッドアンバサダーがおすすめ。交換の際は打面側・スネアサイド側共にレモに揃えることが大切なポイントです。
元々チューニングレンジは広いタイプなので、お好みのレンジに合わせてハイピッチには1プライ(アンバサダー、CSコーテッド)系、ローピッチには2プライ(コーテッドエンペラー、PSコーテッド)やミュート付き(パーワーストローク)などのチョイスもおすすめです。
また標準スナッピーの1930は他社製スネアへの交換スナッピーとしてもお奨めしているほどの優れたパーツで、どちらかと言えば高域が強調されるタイプなのでライブ等では問題ありませんが、レコーディングなどではやや高域が抑えられて全体的なバランスとレスポンスの優れたピュアーサウンドに交換も試す価値大いにありです。