YAMAHA FP9410

メーカー・・・・YAMAHA
商品名・・・・FP9410 ダイレクトドライブ
定価・・・・¥20000
販売価格・・・・¥16000
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発売当初、詳しいスペック等をご紹介いたしましたが国産では唯一金属製のストラップを使用のモデル。見た目の印象はやや重量感がありそうですが、踏み心地は非常に軽く今までYAMAHAや他の国産メーカーにも無かった非常に新しい感覚を持つペダルです。

ダイレクトドライブの効果によってYAMAHAの中で軽い踏み心地で細かいフレーズや安定感を求めた場合にチェーンやベルトよりもより優れた部分があり、反応重視のジャズ系やテクニック的なプレイスタイルには大変適したモデル。
国産のペダルの中でも新しい感覚の踏み心地で大変魅力的なペダルと言えます。

YAMAHA FP9410

テスト平均値

踏み心地 8.3
★★★★★★★★
反応 7.3
★★★★★★★
安定感 8.3
★★★★★★★★
スプリング 6.3
★★★★★★
サウンド 7.3
★★★★★★★
機能性 5.2
★★★★★




YAMAHA FP9410

チェーンドライブやベルトドライブはカムと呼ばれる部分とフットボードをチェーンやベルトでつなげてペダル全体の動きとなるが、ダイレクトドライブはカムからチェーンの変わりとなるアルミダイキャスト製のストラップパーツがフットボードに直接つながる状態。この事で初動時の軽さを狙った新システム。
カム部分の角度を変えることで軽い踏み心地から重めの踏み心地へと可変。(Premier EDP400に似ています。)同社のチェーンと比較するとかなり軽い踏み心地が実感できます。
基本的な動きは、踏み始めが軽く、ヒットした瞬間に一番力が加わるオーバルタイプ。バスドラムにセットした状態での調節は少し慣れが必要かも。角度の変化によって踏み始めの印象がかなり異なり、好みのセティングを見つけるにはまずこのカムの調整がポイント。
踏み始め軽さからパワー感が伝わり難い印象があるが、カムを起こす事やフットボードの角度を起こす事で、ビーターの遠心力が感じやすく、踏み心地は軽いままで確実にパワー感が伝わる設定も可能。
DW5000AD、PEARL2000Cの赤、青のカム、Premier EDP400、TAMAHP900Pが基本的には同じ動きのモデルだが、YAMAHAは他社よりも踏み始めからヒットした瞬間までの重さの差が少ない印象が強く、また重めの踏み心地が好みの場合にはやや物足りない印象が残る可能性もあり。

YAMAHA FP9410

今回の2機種の共通点としてフープに止めるクランプの高さをレンチを使用して調節。フットボードの下側なので、決まるまではかなり面倒な作業。使用するバスドラムのフープ厚によって設定の変更作業が必要。
あらゆるセッティングやハードなプレイスタイルでも安定感は非常に優れている。チェーンやベルトなどよりも遊びも少ない。
他社のアンダープレート付のモデルにはありがちな、ヒールの部分の待ち上がりを防ぐ為に、あえて中心部を浮かす形状は前回のモデルチェンジから取り入れているYAMAHA独自のアイディア。
プレートに取り付けられるレンチが片手ではなかなか取り外しにくい位置にあり、折りたたみが可能だが、演奏時のセッティングの場合にアンダープレート側との収まりを注意する必要がある。

YAMAHA FP9410

メモリーの役割りを果たす部品だが、より軽い踏み心地を求めるのであれば、外しての使用がおすすめ。ビーターバランサーとしても機能可能だがいずれにしても感心しない。。
今回からはこれまでに比べると非常に反応の良いタイプが付属。かなり緩いテンションでも反応の良さが得られる。またその形状の影響から、やや張り気味にしても踏み始めはそれほど重さを感じない。
(形状はDWと同じく伸び始める上部が細くなることで少ない力で引っ張る事が可能)
前モデルから採用されている調節後にロックが可能な機能があり、これまではレンチを使用していたが今回はチューニングキーで操作が可能に。

YAMAHA FP9410

 踏み心地(重 1⇔10 軽)平均 7.3

とら 9 クローズで踏む人には不向き。
SAI 8 基本的には軽い、カムの角度によっては若干重さを感じる所もあるが、調節次第で解消可能。
ろく 8 見た目と比べてとても軽い。
ゴン太 8 とても軽いが、ヘッドスピードが遅くインパクトのときに力が逃げてしまっている印象がある。力んで踏む人には向かないと思う。
KOTALO 6
HAJI 5 良いが、ビーターのオープン、クローズでのタッチの感触がかなり異なる。踏みつける奴には向かない

YAMAHA FP9410 定価¥20000 販売価格¥16000

 反応(鈍 1⇔10 敏)平均 8

HAJI 10 良い。
KOTALO 8
SAI 8 YAMAHA及び国産の中ではかなり良い。
ろく 8 ビーターメモリを外した方が良い。
とら 8 悪くないがスプリング次第でもっと良くなると思う。
ゴン太 6 ボーとしている印象があるのでもう少しシャープさ(明確さ)がほしい。(特に戻り)

YAMAHA FP9410

 安定感(悪 1⇔10 良)平均 8.3

とら 10 ペダル自体はとても安定している。
ろく 10
ゴン太 9 ごついので安定しているが、その分・・・
SAI 8 ペダル自体の質量もあり、安定性は非常に良い。
HAJI 8 良い。
KOTALO 5 取り立てて問題は感じない。

YAMAHA FP9410

 スプリング(悪 1⇔10 良)平均 6.3

HAJI 10 良い。
SAI 7 国産メーカーの付属では一番反応が良い。(DWに似ている。)
ろく 7 弱くすると反応が悪く、強くすると重くなり細かいプレイがしにくくなる。要はポイントが狭い。
とら 6 良いと思うが、強弱の幅が狭い感じがした。ベストポイント以外だと急激に悪くなる。
ゴン太 6 踏み込みはスムーズにいくが、少し返りのスピード遅い。
KOTALO 2 かなりテンションをかけないと使えない。

YAMAHA FP9410 

 サウンド(悪 1⇔10 良)平均 7.3

ろく 10 もう少し音量がほしい。
HAJI 10 ばかでかい音をだすより 5から7,8割位の 礼儀のある大人な音色を楽しめる。子供不向き。
KOTALO 7 しまりのある中低域が、意外なほど鳴る。
SAI 6 細かいフレーズでの粒だちは良いが音量感が欲しい場合にペダルの特徴から音量のピークが決まっているような印象があり。
ゴン太 6 アタック音が弱く、高域成分が出ない。ある一定以上の音量が出ない。(コンプで上を抑えている感じ。)
とら 5 好みにもよるが、音色が軽い。アタック、体重がほしい人にはFP9310の方を。

YAMAHA FP9410 

 機能性(悪 1⇔10 良)平均 5.2

ゴン太 8 ビーターのアングルは簡単に(慣れれば)調節できるのと、カムローラーはよいと思うが、クランプやスプリング、ビーターのロックは・・・
とら 7 ワンタッチでフープにかませられるのはとても楽。アンダープレートの取り外しが中途半端。
SAI 5 一部にレンチを使用している点とフープへの取り付け作業がやや面倒。
HAJI 5 設定の調節が容易にできてよいが、本音をいえばチューニングキー1つで 調節したい。ってわがままか。
ろく 1 新しい機能が逆に使いにくい。持ち運びには重い。

YAMAHA FP9410

 気になった点

HAJI 特になし。
SAI カムの調節がやや難しいかもしれないが、ここの角度によって大幅に踏み心地の変化があるので、じっくり調節が必要。
とら ・デザイン
・プレートのシール。
ろく 音量と機能性。
KOTALO ・スプリングの反応がもっと良くなってほしい。
・最近のフットペダルにはほとんど当たり前のように付属しているビーターバランサーは、完全に無用のパーツ。
・アンダープレート無しの仕様でも作ってほしいな。
ゴン太 ・スプリングの返りの悪さ
・フットボードの長さと厚さ(もう少し長く薄いほうが好き)
・先端にウェイトのあるビーターにしたい。
・ヒットポイントをもう2〜3mm奥にしたい。
・アンダープレイトなしを試してみたい。

YAMAHA FP9410

 総評

HAJI

アンプラグドミュージックを中心にプレイする奴には よいね。とても 温故知新なペダルである。モンキータップが主流の人には最適です。

ろく 小さな音、細かいプレイをしたい人には最適だと思う。ビーターのメモリは反応が悪くなるのでない方が良い。
とら

パワーより操作性を求める人。ビーターのメモリを付けるとより操作しやすくなるが、反応は少し悪くなる。

SAI 若干癖のあるモデルではあるが、軽い踏み心地と反応重視のスタイルの方に。またチェーンの持つ安定感でベルトのような軽さを求めている人にも良いと思います。
ゴン太

設定ポイントが狭く、使用者をかなり限定する難しいペダルだと思う。力任せに踏む人には向かない。
全体的にボーとした印象がある。

KOTALO ・試してみて、気に入った人にはオススメシマス。
・とちらかというと、初級者向きではないでしょう。
・僕は欲しくない。