DW5000CX

メーカー・・・・Drum Workshop
商品名・・・・DW-5000CX
定価・・・・¥26000
販売価格・・・・¥19500
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ハードウェアーのトップブランドメーカー"DW"(ドラムワークショップ)。その踏み心地の良さから世界中のトップドラマーに愛用され、多くのアマチュアドラマーにとっては一度は欲しい憧れのメーカーとして絶大なる人気を誇っています。

DWが世界的に人気となるきっかけとなった元祖モデル。シングルチェーン、アンダプレート無しのシンプルな機能で踏み心地は抜群。国産をはじめ他社とは異なる魅力を持つペダルです。数年前に一度生産中止となりましたが、多くのリクエストにより復活したモデルです。

安定感ではアンダープレート付きモデルにはかなわないまでも、機能的な部分で言えば、充分にオールラウンドに対応可能な非常にベーシックな抜群の踏み心地です。良いペダルを買いたいが何を買ってよいか迷っている方には絶対に候補にしたい1台と言えます。

DW5000CX

テスト平均値

踏み心地 7
★★★★★★★
反応 7.3
★★★★★★★
安定感 6.5
★★★★★★
スプリング 7.8
★★★★★★★
サウンド 6.3
★★★★★
機能性 8.8
★★★★★★★★




DW5000CX

シングルチェーン・・・
最近ではダブルチェーンが主流となっていますが、シングルでも充分な音量と安定感が得られます。

真円ギアー・・・
初動時からヒットするまで常に一定の動きをする形状。癖が無く自分が踏み込んだ感覚が判り易いのが特徴。

スプリング・・・
すでにPEARLやYAMAHAがこの形状をコピーしているこれがその元祖のスプリング。上部がやや細いこの形状により、軽い力での踏み込みを可能にしています。このスプリング単品をお持ちのペダルに試すのも大変おすすめ。

DW5000CX

フットボード・・・
DWペダルといえばこれ!というほど長年の人気のデザイン。現在の日本のメーカーと比較するとやや小振りのサイズ。欧米人的サイズとしては小さすぎるのではとも思われるが、このサイズ自体がこのペダルの踏み心地にも影響している。
ビーター角度が無段階・・・
従来のモデルはビーターの角度を4段階のみで調節する為、自分の好みでは無くどうしてもペダル側の動きに合わせていたが、現在は無段階にて調節が可能に。大変便利だが、このシステムにより若干スプリングの動き等に重みを感じます。

DW5000CX

ツーウェイビーター・・・
フェルトとプラスティックの2種類の使い分けが可能。パールにも同様のものがあるが、元祖はDW。しかしながら、元祖ツーウェイビーターはシャフトの位置がプラスティック部分の中心では無い為、踏み込んだ感触はフェルト側ではやや後ろに重く、プラスティック側では前に重い状態になり、ややバランスが悪いのが気になる点。また音色的にもフェルト側は中途半端な音色となり、通常のフェルトタイプのサウンドが欲しければ交換がおすすめ。(真似た方のパールは同じ仕様ながらシャフトが中心にありバランス上の問題は無い)

DW5000CX

アンダプレート無し・・・
DWがこのCXモデルにアンダープレート付けたモデルで大成功して以来、いまや当たり前のようにほとんどのメーカーが追随し、昔ながらのラジャスロッド方式のモデルは一部のビギナー向けの低価格帯にしか見られなくなってしまったが、ここ何年かの間にはアンダープレート付の欠点も指摘されるようになってきている。
その指摘の多くは、アクションが機械的になり過ぎるという点であり、実際に、余程の大音量を必要とするプレイスタイルを除くと、タッチやダイナミクスコントロールの点で、アンダープレートのない状態のほうがより自然なコントロールが可能になるし、そのサウンドも最近の主流の小口径かつオープンチューニングのバスドラムの場合には、かなりナチュラルに鳴らせる。

DW5000CX

フープクランプ・・・
昔ながらのフットボードの下側でT字ボルトで固定。フープに取り付け部分はプレート付と同様調整が可能。
ヒンジ・・・
アルミ製。DeltaUのようなベアリングは内蔵されていないが動きは充分にスムーズ。但し、やはり耐久性には心配があり、ハードなプレイスタイルの人はあらかじめ予備パーツの準備がおすすめ。取り付け交換はプレートが無いので比較的簡単。

 

DW5000CX

 踏み心地(重 1⇔10 軽) 平均7

ゴン太 10 ヒットポイントがあまりにも手前にありすぎる点が解消できればとてもよい。
SAI 8 軽くてとてもスムーズ。DELTA2と比較をするとややビーターの重さやバランスが気になる。普通のフェルトに交換したい。
ろく 8  
とら 6 靴や足の状態でかなり変わる。素足に近い方が良い。
HAJI 5 普通
KOTALO 5 重くも軽くもなく取り立てて問題ないともいえるが、ヒットポイントが不自然。

 

DW5000CX

 反応(鈍 1⇔10 敏) 平均7.3

ゴン太 10 とてもよいと思います。
SAI 9 良い。脚の裏にフィットする感じが好み。
HAJI 7 ADと比べると やや遅いかも
ろく 7 真円カムなので5000ADよりも素直。
とら 6 5000ADより、こちらの方が悪い。ビーターに振られてコントロールしにくい。
KOTALO 5 可もなく不可もない。

DW5000CX

 安定感(悪 1⇔10 良) 平均6.5

ゴン太 10 私にとっては十分な安定感があります。が、ハードに踏む人や足癖の悪い人は不安定に感じると思います。
ろく 7
SAI 7 問題無し。プレイスタイルによってはもう少し安定感が欲しい場合もあるかも。昔のタイプのように簡単にプレートの有無が試せると良いのに。
HAJI 5 CXとADの間位の大きさのフットプレートなら満点パパなのに と思います。
とら 5 スプリングのテンションによって安定感も変わる。
KOTALO 5 ハードなプレイスタイルを除いて、問題ないと思うが足癖の悪い人には不向きかも。

DW5000CX

 スプリング(悪 1⇔10 良) 平均7.8

ゴン太 10 個人的には好きです。
KOTALO 10 スプリング自体に問題はない。
HAJI 8 良い。
SAI 8 良い。あまり強く張らなくても充分に反応します。
とら 6 良いと思うが、強弱の幅が狭い感じがした。ベストポイント以外だと急激に悪くなる。
ろく 5 5000ADと比べるとスプリングの張り具合の差を感じやすい。

DW5000CX

 サウンド(悪 1⇔10 良) 平均6.3

KOTALO 8 付属のビーターはバランス上プラスティック面しか使えないが、この場合のサウンドが音楽スタイルを選ぶのでビーターの交換が望ましい。
ろく 8  
SAI 8 楽に音量が出せて、細かい音色も出しやすい。
HAJI 6 オープン(ビーターをつけない)だと良い。
細かい音符表現に適してる
ゴン太 5 プレイヤーの意図がしっかりと伝わるのでよいが、ビーターがいまいち!フェルト側はやわらかすぎて音に芯がなく、樹脂側は“ビチ”という。ビーターを変えればとても良くなると思う。
とら 3 ビーターが重いし極端すぎて、音量のコントロールも難しい。

 

DW5000CX

 機能性(悪 1⇔10 良) 平均8.8

ゴン太 10 必要な部分が的をえているのでとてもよい。
KOTALO 10 これくらいシンプルなのが好き。
HAJI 10 ビーターの角度が自由自在に設定できる所が素敵
とら 8 スプリングのテンションを測るシールやビーターアングルの目盛りがとても便利。
SAI 8 シンプルで使い易い。
ろく 7 このタイプのフープクランプは取り付けにくい。

DW5000CX

 気になった点

とら なし。
SAI なし。
HAJI フープねじの締め具合で ねじがフットプレートにあたりノイズが発生する。
ろく ・このタイプのフープクランプは取り付けにくいのであまり好きではない。
・ペダルに対して、ビーターが重いような印象がある。
KOTALO ・ DW印をこれだけ有名にした元祖のモデルだけど、真円カムとチェーンによるヒットポイントの不自然さはどうもいただけない。ベルトタイプの復活を望む。
・DW印のペダルには何でもかんでも付いてくるDW印三角ビーターは全体的にみてNG。
ゴン太 ・ヒットポイントがあまりにも手前にありすぎる事。
・ビーターの音色とバランスの悪さ。

DW5000CX

 総評

SAI ダイナミックスコントロールに重点を置いた人や初心者にも良いと思います。
最近ではあまり見ないプレート無しのペダルだが、今回の比較で改めてシンプルな機能のペダルの良さを実感。国産も最高機種でシンプルなモデルを発売すれば良いのに。価格も国産の定価より安いぐらいで大変魅力的です。
ゴン太

もし、“源太1号”がなかったらこのペダルを買って、カムとビーターを交換し使います。(時間をかけて他の部分もいじります。)
構造がシンプルなので、いろいろと変更することで自分好みに変えられるような気がします。
プレイヤーの意図がしっかりと伝わるので、アコースティックな音楽をやっている人にはイチオシ!(力任せに踏む人や足癖の悪い人には薦めません。)
ただ、ヒンジやカムの消耗が激しいので定期的なメンテナンスが必要です。
古いマニュアル車をこよなく愛する様な人は、気に入るはずです。

ろく 5000ADに比べると細かいプレイはしにくいと思いますが、軽めのビーターに変えてあげたら、良くなるのではないでしょうか。そのかわり音量が小さくなってしまう可能性があると思います。

DW5000CX

 総評

とら

自分なりにペダルをいじりまわしてカスタムしていく派の人にはおすすめです。
どちらとも言えない部分がたくさんあったので、個性が出ると思う。とりあえずビーターとスプリングは変えたほうがいいです。僕のおすすめはGATEWAYのスーパースプリング+YAMAHAのフェルトビーターです。

KOTALO うーん、、どうしてもDW印が欲しくて、かつコンパクトに持ち運べる奴でないと絶対に嫌!!と言い張って譲らない人はこれかなぁ。。。
あとは、とりあえず試して気に入ったら、買ってしまえ!持っていても別に恥ずかしいペダルではないから。。
実はその昔、最初にこのモデルが登場した時にはたちまち気に入ってしまって、その後スペアも含めていくつも買ってずっと長い間メインとして愛用していたのだけれど、結局は全部お蔵入りになってしまった。それなりに思い入れのあるペダルだけど、やはりヒットポイントが不自然。
HAJI

踏みつけない人にはいいのでは。
大音量ミュージック向きではない。あまり印象の残るペダルではありませんでした。踏んだ感触忘れました。