総評点数
70点
タマのハイハットスタンドというとやはりこのレバーグライドが大看板で、初代の発売以来の世界中での人気や他のメーカーにもたらした影響なども考えると、まさしく画期的かつ歴史的な商品だといわざるを得ないし、私自身も初期のモデルの愛用者であったわけだが、結局のところ、こういう機能のハイハットスタンドが本当に必要なのか?というと、ノーマルなスタンドではまともなクローズサウンドが出せないような(普通は使い物にならない組み合わせの)シンバルをどうしても使わなければならないような状況に限って意味を持つかもしれないが、それ以外では(現実的には)無用の長物だと思う。
「軽い」というメリットの代わりに、「クローズポイントが不自然」というおそらくは致命的と思われるデメリットは、初代から残念ながら最新のこのモデルまで解消されていない。この欠点を妥協してまでこの「軽さ」が必要かというと、明らかにNOである。他の普通のモデルでも「必要充分な軽さ」を備えたモデルがあるし、はるかに安価に入手可能。
気になった点
付属のクラッチは気になるどころか頭にくる。微調整が全くできないので使い物にならない。話の外。 |