CAC-SAC工房訪問記

GATEWAYがCAC-SAC商品と出会ったのは、かれこれ10年以上前。
当時の海外買い付けの際にニューヨークで仕入れていました。

今夏は、スタッフN村の 初!ニューヨーク買い付け ということで、
以前から気になっていたCAC-SAC商品を手に入れたく、
日本から事前に工房へメールでお願いをしたところ、OK!との
快いお返事をいただき、今回の工房訪問が実現いたしました。


目次
CAC-SAC 工房ご案内
製作工程の一部ご紹介
CAC-SAC工房歴史
これがCAC-SACスティックバッグだ!徹底解剖図
CAC-SAC GIG BAGご注文について

★★★CAC-SAC 工房ご案内


マンハッタンのGrand Central駅から電車で北に30分ほど、
ニューヨーク郊外のBronxville駅。



到着してみると、ニューヨーク中心地の賑わいから一転、
駅前のほのぼのとした雰囲気 にほっとしました。
(というのも、Grand Central駅で乗り換えするのに散々迷いました泣、
初めて行かれる方はご注意あれ!!笑)

この周辺は、白人が多く住む閑静な高級住宅地だそうです。



    
  Bronxville駅と駅前

そして、なんとここで、
今回の主役・CAC-SAC製作者のEdさんが駅にお迎えに来てくれました。。。
初対面に感動!


CAC-SACのEd CaccavaleさんとN村



駅から閑静な住宅地を車で走ること15分、
Edさんご自宅にご到着〜☆
奥様にも熱烈歓迎していただきました(ありがとうございます!)

しかし、ん?ここに工房があるの?という感じで、
見た目は周りの家と変わらない・・・のですが、
おうちの中に入ってびっくり!奥の一部屋が工房になっていました。
工房入り口ドアには、CAC-SACの札が^^


    
         Edさんご自宅            工房入り口

この「CAC-SAC」の名前は、Edさんのラストネームの「Caccavale」と、"かばん"を意味する「Sac」を合わせたそう。

Edさんはもともとドラムとパーカッション奏者で、
今も工房で一人で作業する傍ら、演奏活動をしているそうです。
「演奏活動と、この工房の仕事を両立していて、結構忙しいよ!」
とEdさん。 とっても優しい、紳士な方です^^

工房の中は素材と工具が所狭しと並んでいて、
なんだかここにいるだけでワクワクしてきちゃいます!


CAC-SAC工房


★★★製作工程の一部ご紹介

まず、素材を型に合わせてカット。 カッターで切ることもあれば、
重りのような機械で一気に切ることも。


愛用の工具!

素材もEdさんが知り合いの革屋さんに自ら足を運んで仕入れているそう。

  
  所狭しと様々な素材が♪    こちらの機械で裏地をなめします


製作するものの種類によって型があり、
スティックバックはこの4つのパーツからできています。
この型も自分で作ったそうです。手作り!

素材の革とこの型を乗せ、大きな重りのような機械で一気にドンっ!
と切れます! あら一瞬!!

  
    スティックバッグのパーツを切る型         切断機

 

パーツが揃ったところで、縫う作業に入ります。
素材の厚さや縫う箇所によって機械を使い分けているそうで、
部屋には4つのミシンがありました。
「ドイツのミシンがすごいんだよー」とEdさん。

糸を通すのは、ちょっと大変そうでした(笑)

  
      何台もあったミシン      糸通しは普通のミシンと一緒

糸を通して、ペダルを足で押して動きます。
基本的な構造は、普通のミシンみたいです。


Edさんが試し縫いをしてくれました

一通り縫えれば、あとはファスナーや金具、ストラップを付ければ、完成!


"★★★CAC-SAC工房歴史

Edさんはドラマーとして活動していく中、
なかなか気に入るケースがなかったので、自分で作ってみよう!
と思い立ったそうです。
なんと、一番最初に作ったスティックケースを今でも使用中!


記念すべきCAC-SAC第1号のケース

自作のケースを見たバンド仲間や知り合いから、
「これ良いね!僕たちにも作ってよ!」と頼まれ、
さらにそれを見た人に....と口コミのような感じでじわじわと広がり、
1990年代、サイドビジネスのような形態で工房がスタート。


そして、20年近く経った現在でも、素材調達から製作、納品まで
完全一人作業で行っていて、 今ではスティックバッグのみならず、
ギター・ベース、金管楽器のケースも製作しています。


製作中のシンバルバッグ

Edさんは演奏活動も精力的にこなしているため、量産はできませんが、
丁寧に作りこまれた完全ハンドメイドの良さがCAC-SACの最大の魅力。

そうした個人的な注文(アメリカ在住の日本人からもたくさん依頼がくるそうです!)のみならず、ニューヨークのドラム屋さんでもレギュラー品として店頭に置かれ、 そしてはるばる日本のGATEWAYにまでたどり着いているわけです。
良いものには国境などないのですね〜。


「僕はプライベートではちょっと適当な人間だけど(笑)、仕事に関してはキッチリ、シビアに向き合っているよ。
こうして作り上げた僕の仕事が、日本にいるお客さんに素晴らしいものだと気に入ってもらえるのが何よりも嬉しいよ!」と、Edさん。

今回は、訪問時間が短いにも関わらず、 奥様のCarenさんにもプレゼントをもらったり、 お昼ご飯をごちそうになったり、とても暖かく出迎えてくださいました。

どこか温もりを感じるこのスティックバッグにも、Edさんのこうしたお人柄が表れているんだな〜としみじみ感じました。

是非、CAC-SACのバッグを手に取ってみてください。
一生寄り添える相棒になること間違いなし!です。


Edさん、Carenさん、ありがとうございました!!!


THANK YOU FOR MR.ED&MS.CAREN!!!


★★★これがCAC-SACスティックバッグだ!徹底解剖図

というわけで、CAC-SAC GIG BAG、気になってきましたよね!?
もっと知りたいあなたに贈る、スティックバッグ徹底解剖図!
購入前に是非参考にしてみてください。

  

※上記サイズは2015年12月仕入れ分のものです。
予告なく仕様変更となる場合がございます。ご了承ください。


スティックは、大体10ペア程度収納可能。
外側のポケットには、チューニングキーや工具など小物が楽々しまえるサイズ♪

そして、スティックバッグあるある、いつの間にかチャックが開いていて、
小学生のランドセルよろしく、屈んだら肩掛けバッグからスティックがスルッ
と 抜け出してしまう・・・なんてことはございません!
チャックを閉めた後、持ち手部分と本体のマジックテープを付ければバッチリ☆

★★★CAC-SAC GIG BAGご注文について

スティックバッグの在庫はこちらからご覧いただけます。

 本皮ケース商品一覧 ※他メーカーのものもございます

在庫切れの場合は、ご予約も承っておりますが、
ハンドメイドの一点ものの商品のため、
仕入れの時期により、同じカラーでも素材の色味や質感が異なります。

ご予約の際はご希望カラーをご連絡していただき、入荷次第、
詳細をご案内させていただく形となります。

ご注文を心よりお待ちしております☆






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