ミニミニミニ企画!?42本スナッピー4種聴き比べ

42本スナッピーといえば、あのボンゾが愛用していた事でも有名ですね。20本のレギュラータイプと比べて、音量感やスナッピーの「バシャ!」という質感が増し、大音量の中でも圧倒的にスネアサウンドの存在感が強くなります。
ここ数年、元祖GRETSCH以外にもTAMA・GIBRALTAR・PEARLからも42本タイプが発売され、ワイドスナッピー界も賑わってきました。
スナッピーひとつでスネアサウンドがガラリと変わるのはもはや周知の事実!ワイドスナッピーでもそれは変わりません。嬉しい事ですが選択肢が増えるほど、迷いも出てくるでしょう。

そこで、、、各モデルのサウンドファイルと、GATEWAYオススメランキングをつくってみました!!

★使用スネア:70's LUDWIG/402


第1位
★★★★★   GRETSCH / G-5412


重量 約88g

音量
反応
音質
音域

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サウンドファイル

♪スネア     >>PLAY

サウンドファイル

♪セット     >>PLAY


元祖42本スナッピーの後継機種にあたるモデルです。抜群の反応でダイナミクスレンジも広く、どのレンジでも低域の響きが目立つ太くてパワフルなスネアサウンドが得られます。また、スネア本来のキャラクターを活かした音色とスナッピー自体の音量感も特徴的で、6.5インチという深胴らしさとスネアの音圧をしっかり受け止める音量感が他の製品に比べて格段に素直に出ています。

さすが!の貫禄のあるサウンドです。
価格は他のモデルの2倍ですが、サウンドのクオリティは2倍どころじゃありません。

ボンゾも愛用していた(ボンゾの時代はGRETSCHしかありませんでしたが)事でROCK系に人気が集まりがちですが、GRETSCHの名器#4160スネアに標準装備されていた時代もあるので、このスネアを愛用していたJAZZ系ドラマーにも愛用者がいたかもしれませんね。

第2位
★★★★★ GIBRALTAR / SC-4471


重量 約76g

音量
反応
音質
音域

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サウンドファイル

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サウンドファイル

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高域のシャープさが目立つ音色で、音量は若干控えめながら非常に反応が良いのが特徴です。TAMAとほぼ同じ形状ですが、セット・単体サウンド共粒立ちの良さや立ち上がりの速さ・切れの良さが目立ち、締りのあるタイトな音色で、ダイナミクスの幅を活かすならこちらがおすすめです。
高級スナッピーのようなドッシリした存在感はありませんが、「良くも悪くも響き具合はタイコ次第でっせ!!」と言わんばかりのあっさりしたキャラクターがとても魅力的です。
スタッフ一同イチオシですよ!

第3位
★★★★★  TAMA / MS42R14S


重量 約78g

音量
反応
音質
音域

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サウンドファイル

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高域の目立つあっさりした柔かい音色が特徴です。反応はまずまずで一定のショットには安定した反応がありますが、広いダイナミクスレンジに対応出来るというわけではありません。単体サウンドでは、ショットが大きくなるほど反応のルーズさが目立ってきます。
しかし、タイト過ぎないこの自然なルーズさが大音量の中でも迫力のあるスネアサウンドとなり、ROCK系ドラマーの人気NO.1になっている商品です。

第4位
★★★★★  PEARL / SN-1442I


重量 約69g

音量
反応
音質
音域

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サウンドファイル

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ドライな音色と中低域の太い響きが特徴ですが、他の製品と比べてスネアサウンドが全く別物の響きに聴こえるほど強烈な個性を持った音色です。反応面ではややルーズさが目立ち、セットサウンドでのゴーストノートなどは、ショットから次のショットまで残響が残ってしまうので、かなりあいまいな粒立ちになってしまいます。
シェルの鳴りを活かすという普通の使い方よりも、シェルの鳴りを抑えてスナッピーの個性を活かすような使い方にハマりそうです。
TYPE/I.・C・Dと3種類のエンドプレートにより、それぞれダイナミクスレンジが異なります。ピアニシモでの反応を求める場合はTYPE/D、大音量でのワイド感をさらに求める場合はTYPE/Cがオススメです。
素直なサウンドに飽きたら・・・・。全く別物になりますよ!

※スナッピーコードホールについて
このスナッピーは、エンドプレートの内側と外側にコードホールが2箇所設けられています。粒立ちの良さや締りのある音色をお求めの場合は外側、音色の柔らかさを活かす場合は内側のホールがそれぞれオススメです。全体的な音色のまとまりをお求めの場合はスナッピーテープが良いでしょう。
★録音時はスタンダードな外側のコードホールを使用しました。