シェル |
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この仕様がLUDWIG好きドラマーにはたまりません!! |
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LEGACYシリーズの“売り”と言えば、やはり3PLY+リインフォースメントのシェル構成に尽きます。60年代〜70年代当時のヴィンテージLUDWIGでは、この3PLYの内訳はメイプルやポプラの他にマホガニーを使うのが主流だったようですが、このLEGACYシリーズでは、外側からメイプル・ポプラ・メイプルという構成になっています。
また、OLDスネアでは、シェルの厚みが3PLYで幅約5mm程度なのに対し、LEGACYでは約6mmに変更され、パワーアップしています。
■マニアックワンポイント
60年代〜70年代のLUDWIG木胴シェルは、構成は同じ3PLY+リインフォースメントでも、60年代中盤頃までのシェル内面が白く塗装されていた時代と、60年代後期からのラッカーフィニッシュに移行した時代に分かれます。
白い塗装をしていた時期は、シェル材に使われている木が決められていなかったようで、実は木の種類を隠すためにこのような塗装をしていたそうです。この時代は、いくつかの材から1つのドラムセットを組んでいる事もあったようですよ。と言っても、もちろんこの時代のサウンドはご存知の方も多い通り、その後のLUDWIG人気を支える事になった絶大な説得力を持った音色です。
多くのドラマーを魅了してやまないこの時代のLUDWIGのこだわりは、木材がどうこうよりも“音が良いかどうか?”に集約されているのかも知れませんね。 |
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ベアリングエッジ |
■OLD
LUDWIGそっくり!!?? |
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ベアリングエッジもサウンドを司る重要な要素です。エッジ形状も60年代〜70年代頃のラウンドしたエッジを踏襲していますが、ラウンドというよりはプライの幅が増した分、頂点になる部分が平らになり、やや台形状になっています。スネアベッドも、ほぼOLD
LUDWIGそのままの広範囲で“まっ平ら”な加工が施されています。 |
ラグ&エンブレム |
■ これまたそっくり!!?? |
LEGACY
60's |
現行のLUDWIG木胴シェルと同じく、5インチモデルはレギュラータイプ、6.5インチモデルにはハイテンションラグが採用されています。
また、LEGACYシリーズのエンブレムは、60年代頃のキーストーンバッジを模したものが新たに採用されています。 |
まとめ |
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まさにLEGACY!! |
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LUDWIGの創業はなんと1909年。来年には100周年を迎えるそうです。この間にはそれぞれの時代で壮絶な紆余曲折を経ていますが、100年間ドラムを作り続けてきたというのはとてもすごい事ではないでしょうか。LUDWIGだけに限ったことではありませんが、やはり歴史の長い楽器メーカーというのは、どんなラインナップにもそのメーカーにしかない独特のサウンドというものがあります。
LEGACYシリーズは、まさに現在の技術とドラムメーカーとしての100年という時間を凝縮させ、さらにはLUDWIGの名を世界中に轟かせた時代のサウンドを継承した、LEGACYという名前にふさわしいクオリティを秘めた逸品です。 |