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★シェル:北米産スタンダードメイプル単板&リインフォースメント
硬質で芯のある響きと、明るさに深みの乗った倍音でシェル全体がよく鳴ります。叩き込むほどにサウンドが熟成されて、低域の太さや柔かさが増していくのもメイプルならではの魅力です。 |

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★エッジ角とスネアベッド
エッジ角は現在主流の45°です。アタックのシャープさや張りのある高域の響きが得やすい形状です。ヴィンテージスネアによく見られるラウンドしたエッジの場合は、音色の太さが強調される分ややレンジが狭くなってしまうので、その点をより現代的で幅広いレンジに対応出来るようにした加工です。
また、スネアベッドは独特の加工で彫りは浅めに取られていますが、エンブレムとその対面部分の鋭いエッジ形状から、シェルの円周上をスイッチ側とストレイナーバッド側に向かって徐々にラウンドしていく形状になっています。
20本のスナッピーがワイドタイプに聴こえるようなファットな鳴り方は、この加工の影響が大きいと言えます。 |
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★スナッピー:オリジナル内面20本
反応が良く、芯がしっかり残るスナッピーでシェルとの相性も良いスナッピーです。高域の響きが目立ちますが、音色が細くなるような事はないので単体で見てもかなり完成度の高いスナッピーです。 |
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★ラグ:ダイヤモンドキャストラグ
約62g
(LUDWIG/IMPERIAL LUGは約65g)
★フープ:トリプルフランジ10テンションフープ
金属パーツ類はLUDWIG系の影響が強いような印象です。ラグも比較的軽量でシェルの鳴りを損なうような要素は特に見当たりません。 |

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★サウンドホール
普通はエンブレムの所に設ける事が多いサウンドホールは、ストレイナースイッチの隣とバット部の上に作られています。穴の位置もスネアサイド寄りで、スナッピーがワイドに響く独特の鳴り方にも大きく影響しています。これを抑えたい場合にはどちらか片方をガムテープなどで塞ぐだけでもかなりタイトな響きになります。両方塞いでしまうとやや音が詰ってしまうので抜けが悪くなってしまう傾向にあります。 |
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★サウンド
80年代、単板のラジオキングにGRETSCHのダイカストフープで超ローピッチのサウンドが大流行しました。この時代の音楽でよく聴かれる「ドスッ!」というスネアサウンドがそれにあたります。このサウンドこそ単板の魅力でもありますが、CRAVIOTTOの
特徴を活かして、現代的なあっさり系ならノーマルフープ。ヴィンテージ風ならTAMAブラスフープという選択もアリです。
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