GIBRALTAR / JZ107 HI-HAT STAND

NO.28 知る人ぞ知る“隠れ”名器の復活!!

2007年のGIBRALTAR新製品は、NO.27でご紹介したような斬新なアイディアが採用されたものも多く発表されていますが、その一方で、90年代の中頃から2001年頃まで発売されていたライトウェイトハードウェアのJZシリーズを再ラインナップさせるなど、専門メーカーとしてのトラディショナルなこだわりも感じられます。

再発売される事になったJZシリーズの中でも、JZ107 HI-HAT STANDは、“知る人ぞ知る名器”元祖モデルJZ07 HI-HAT STAND同様に非常にシンプルなつくりです。同クラスのライトウェイトハイハットスタンドの中でも抜群にナチュラルなアクションが見逃せない逸品です!

★詳細情報
重量:約3kg
回転式3脚シングルレッグ仕様


アクション

 OLD系の名器に近いナチュラルアクション

ヒールダウン奏法でもストレスなくコントロールできるナチュラルで柔かい踏み心地は、現在市販されているハイハットスタンドの中でもピカイチの素直さです。
どの位置でテンションロックしても不自然な負荷のかからないスプリングも絶品で、トップ・ボトムのシンバル同士を広く開けるスタイルでセッティングした場合でもサウンドがルーズに響きません。

 

★マニアックワンポイント

素直なアクションの素
フットボードを踏み込んだ時に、チェーン部分が角度を変えずにまっすぐ上下する仕組みは大きなポイントです。
ロスのない自然なアクションの秘密は、軽量で超シンプルな設計である事以外にも実はこんな隠れた所の影響が大きいんです。
チェーンが上下に動くの時に微妙な角度がついてしまうモデルの方が意外と多いんですよ。
 

ペダルアングル可変
フットボードはチェーンの隙間からネジで固定されています。一見、スプリング調節機能のみに見えますが、チェーンとの連結部分を変える事でフットボードのアングルも可変できるシンプルながら非常に便利な構造です。

サウンド

 勉強させられる音色

ドラマーの奏法に忠実なサウンドで、キレが良くシンバルの音色を損なわないナチュラルな響きが特徴です。
 
★クラッチを変えるだけでサウンドが激変!!
ハイハットスタンドは、クラッチを変える事でもシンバルの響き方を変えることが出来ます。特にJZ107のように、シンプルにシンバル本来のサウンドを響かせる事の出来るモデル ほど、クラッチを変えたときの音色の変化が顕著に現われるんです。

JZ107の場合、踏み込みが強めのドラマーは、純正クラッチがサウンドに程よい締りを与えてくれますが、軽く踏み込むタイプのドラマーの場合は、少しミュート感のあるDWのクラッチもマッチしますよ。