ドット付きヘッド聴き比べ!ハードロックスネアサウンド編

元々タム用として使われる事が多かったドット付きヘッドは、アタックがシャープになり余分な倍音を抑えて輪郭のハッキリしたサウンドが得やすいため、多点数キット全盛期の70年代に流行しました。特に元祖REMOのCSヘッドは、この時代のボンゾやカーペンターズ、トニー・ウィリアムスなども使用していたことで有名です。
90年代後半からのコーテッドヘッドのナチュラルな響きが主流となってからはやや人気を落としていましたが、ここ最近ROCK系のスネアサウンドで再注目されてきている「ドスッ!」というローピッチのパワフルな音色には、ドット付きヘッドはうってつけです。

そこで、ミニミニミニ企画第2弾!「ドット付きヘッド聴き比べ!ハードロックスネアサウンド編」をお届けします!

★使用スネア:LUDWIG/416


REMO/CS CSクリア

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ドット付きヘッドの元祖モデル。低域の響きが出やすく、重量感のあるパワフルで太いサウンドと、余分な倍音がほとんど出ない切れの良さが特徴です。ヘッド裏面にドットシールが貼られている事からアタックがややミュート気味になります。ハイテンションにした場合は音が詰ったり響きが硬くなりすぎてしまうという点もあるので、ローピッチでアタックを稼ぎたい場合などに適してます。

REMO/CSBA CSコーテッド

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当店の大定番ヘッド。高域から低域まで音域が広いコーテッドのナチュラルな響きとシャープな立ち上がりに、CSのパワフルなアタックが加わり、両方の良い所をミックスした万能モデル。クリアベースのヘッドよりも倍音が得やすいので、自然なサスティーンを活かしつつも切れの良いサウンドメイキングに向いています。

LUDWIG/LW61 シルバードット

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見た目はREMOのCSに良く似ていますが、クリアヘッドにLUDWIG独特のシルバードットシールが貼られたモデル。REMO系よりも薄めのフィルムで打面側からドットシールが貼られている事から、4種類の中では一際あっさりしたキャラクターで、明快なアタックと柔かくモッチリした響きが特徴です。ハイピッチでもクリアなサウンドが得やすいヘッドです。

AQUARIAN/PWT パワーシン(元トミー・リーモデル)

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他のモデルと違ってかなり大きめで繊維質のドットシールが表面・裏面の両サイドから貼られている事が特徴です。ドットが大き いせいもあり、かなりハードヒットで鳴らす事に向いています。倍音が少なく超ローピッチでもアタックの強い芯のあるサウンドが得やすいヘッドです。定番のREMO系とは違った独特の響きで大注目のヘッド!