GIBRALTAR / SC-USS UNIVERSAL SUSPENSION SYSTEM

もはやタムマウントの定番となったサスペンションシステム。各メーカーとも現行商品には各社独自のサスペンションシステムが標準装備されていますが、いわゆる“後付け”パーツとしては、元祖RIMSとほぼ同形状のGIBRALTAR/GTSがこれまで人気を博していました。
そして、そのGTSが当店でも人気商品として着実に浸透していく一方で、近頃同じくGIBRALTARから新投入されたのが、このGIBRALTAR / SC-USS UNIVERSAL SUSPENSION SYSTEMです。

USSの最大の魅力は、これまでタムのサイズやテンション数が指定されていたGTSに対して、それらをまったく考慮しなくても8〜14インチまでの全てのドラムにセットできてしまうという汎用性の高さです。

今回は、“GTS危うし!!ニュータイプUSSの実力や如何に!!!??”というテーマで検証してみたいと思います!!


装着

 かんたん!!!

取り付けたいタムのテンションボルトの位置に合わせてテンションロッドマウントをスライドさせるだけ!!!とてもシンプルで手軽です。
※商品にはタムホルダーブラケット部分は含まれておりません

 安定性

 2点留めでも安心!!

 

GTSの場合


USSの場合

USSはコンパクトで手軽という機能性の他に、GTSにはなかった“ラバーガード”という、もうひとつ隠れたポイントがあります。

どんぐりのような形をしたゴムは、タムブラケットから飛び出してしまうネジの先端部分がシェルを傷つけるのを防ぐだけでなく、必要以上のタムの揺れを防ぐ役割をも兼ねています。4〜6点留めだったGTSに対して、2点+ラバーガードの3点留めに近い状態になるので十分な安定性を得られる仕組みになっているんです!!!

気になる・・・

 GTSとUSSとの違いは??

 

GTSもUSSも取り付け後の効果はもちろん両者とも“タムを宙吊り状態”にする事で、サスティーンを自然な状態で響かせる事ができるものですが、その固定方式の違いから特にタッチに違いが現れています。
タムを完全に浮かせた状態に近い固定方式のGTSが柔らかく跳ね返りの少ないタッチなのに対して、USSは差し込み式のタムホルダーのような少し跳ね返りがあるナチュラルな感触で、その影響から音の芯がハッキリ出やすいという特性もあります。RIMS方式のタッチが苦手なドラマーにも安心です。
この辺もハードウェア専門メーカーならではの隠れたこだわりなのかも知れませんね。