■補修によるサウンドの変化
ヴィンテージドラムを始め、長年使い込まれた楽器は補修のために新たに接着剤を多く使用することで本来の響きや音質を損なう可能性もあります。
小さな範囲の補修であれば大きく変化することはありませんが、リインフォースメントがほとんど外れてしまっていたり、シェルにへこみや割れなどがあった場合は接着剤を使用する面積も増えてしまい、補修後に硬質な響きに感じたり、以前のような乾いた音色が出ないような印象になるかもしれません。
古い楽器は特に現在のコンディションがサウンドと密接に関係しています。修復や改造をする場合は十分ご検討ください。
■予防
古いドラムは、年月の経過によりプライやリインフォースメントが浮いたりすることがあります。こういった症状の予防としては“保管方法に注意する”というのが一番です。